病院見学・体験実習は「卒業後の研修先を決めるために高学年になってから」と思っていませんか?米の山病院では、全学年を通じて見学・体験実習が可能です。
低学年時から医療の現場に触れることで、「将来、どんな医師になりたいのか」をじっくり考える機会にもなると思います。
これまでにも1・2年生の方々が「ポリクリ前の肩慣らし」や「患者さんと接して、学業の励みになるような刺激がほしい」、「医学的な知識は少ないけれど臨床の現場の雰囲気をつかみたい」などの目的で実習に参加されています。
勿論、卒業後の進路を考えているという方、臨床実習の事前学習をしたい方も大歓迎です。大学ではあまりできないような「研修医密着体験」や「患者受持体験」などを通して、勉強していただいています。
主治医体験とは、研修医の援助を受けながら、その研修医が持っている新患を受け持ち、問診、診察などを行い最終日にはカンファレンスでプレゼンテーションを行うものです。
Medical interview、Vitalsigns、栄養状態、水・電解質、ADL などの評価・管理から鑑別疾患を考察し、その後カンファレンスで、検査データなども含め、患者さんの診断内容、問題点、今後の治療方針などを、指導医や研修医に対してプレゼンテーションしていただきます。
その間に日程的な余裕があれば、往診体験や、外来の見学、オペの見学などを希望に沿って行います。
実習施設・・・米の病院
1日目 | 2日目 | 3日目 | |
---|---|---|---|
早朝 | 早朝カンファ | 早朝カンファプレゼン | |
午前 | オリエンテーション 研修医によるレクチャー |
病棟診察 午前カンファ |
プレゼン準備 カンファでプレゼン |
午後 | 患者紹介 学習会 |
病棟診察 プレゼン準備 |
|
夜 | 学習会 | プレゼン準備 当直体験 |
午後:
Dr.Y. が糖尿病の患者さんの診察をしているところを見学させていただきました。診察(問診、身体検査など)の流れや実技もさることながら、先生のトーク(メディカルインタビュー)のうまさが非常に印象に残っています。Dr.Y. のように明日診察ができるか非常に不安ですが、カンファランスで発表することになってしまったからには、もう引き下がれないので、トークが下手なりに頑張りたいと思います。もちろんトークだけでなく、実技も知識も伴っていませんので、神経の検査、聴診などをしっかり復習し、明日の実習に望もうと思います。
午前:
午前に問診を行い、午後は身体所見を診察させていただいた。準備として Dr.Y. に一通りの診察を教えていただいて、ある程度できそうな自信がついていたのですが、いざ患者さんを前にすると、打診も聴診もやりづらく、手技もばらばらになってしまい、「どういう検査をするか」という説明もうまく相手に伝わらず、長い間診察につきあって頂きました。文句一つ言わず「頑張ってね」と励まして下さり、とても気が楽になりました。初めて診た患者さんは一生覚えているといいますが、このKさんは間違いなくそうであると思っています。翌日のカンファランスもきっと一生の思いでとなることでしょう。
午後:
先日に引き続きDr.Y. について主治医体験を行った。糖尿病の患者さんの問診に、かれこれ3時間ほどかけることができ、家族歴から薬歴、ひいては世間話まで伺うことができ、大変有意義な実習でした。それにしても Dr.Y. の話術には驚かされます。聞いてみたいことがたくさんあったのですが、そこにいきつくまでにかなりの時間がかかってしまい苦戦していたのですが、先生はものの簡単に聞き出していくのをみて、実力不足を痛感しました。
午前:
いよいよ今日はカンファランス発表。Dr.Y. と共に診てきた患者の総決算です。いわば私の3日間にわたる実習の成果が問われる訳です。資料はしっかり作成し、Dr.Y. のチェックも受け万全の準備が整っているはずなのですが、いざ発表を行ってみると、その難しさにはがゆい気持ちになってしまいました。頭では言いたいことがあるのですが、それをうまく伝えられず、発表の難しさを実感できたという意味で大変有意義な実習でした。今後はもっと場数をふんでプレゼン力をつけていこうと思います。
午後:
担当患者さんの診察、カルテ記録、オーダー、IC に立ち会わせていただいた。多忙な中で時間を割いて丁寧に教えていただき、大変感動した。
午前:
早朝ミーティングに参加させていただき、症例の発表を見学させてもらった。その後、胸写の読影を院長先生からご指導してもらった。その後、研修医と担当患者さんの診察・問診を取りに行ったが、体調が思わしくなく、診察の一部を行い、あとは以前の記録を元にレポート作成にのぞんだ。
午後:
明日の症例発表のための準備をした。
午前:
プレゼンテーションを行った。プレゼンを聞いていただき、レポートのチェックをしてもらった後、実際に身体所見を Dr.S. ともう一度取らせていただいた。先生が取った所見とは全然違ったので、所見を取ることの難しさと自分の未熟さを痛感した。その後 Dr.S. から所見について説明していただき大変勉強になった。
午後:
「友の会」の班会で Dr.N. の「夏の過ごし方」のお話を見学させていただいた。地域の公民館を使ってのものだったが、地域医療というものに触れられて貴重な体験であった。終了後、職員の方を疑似患者さんにしてエコーの体験をさせていただいた。
実習期間 | 2019年7月2日~4日 |
---|---|
実習内容 1日目 |
①呼吸器回診 ②内視鏡見学(消化器Drより) ③労働衛生外来(呼吸器Drより) |
実習内容 2日目 |
①訪問診療(みさき病院) ②病棟カンファ(みさき病院) |
実習内容 3日目 |
①重度デイケア(みさき病院) ②インテーク面接・問診(みさき病院連携室より) ③もの忘れ外来(みさき病院) ④重度デイケア(みさき病院) |
実習レポート 1日目<午前> |
呼吸器グループのカンファレンス、回診に参加させていただきました。カンファレンス中も患者の状態、今後の管理方針について丁寧に教えて下さり、自分の中でこうしたらいいんじゃないか、と思うビジョンを組み立ってたりして、それが合っていたときはとても感動しました。 大腸内視鏡でEMRの見学をさせて頂きました。出来るだけ患者様の負担にならないよう丁寧に進めていき、手技が終わったあとの安堵した顔と「ありがとう」の一言がとても印象に残りました。 |
実習レポート 1日目<午後> |
自分が入った診察だけでも8人の方がじん肺で来られており、中には見るからに呼吸の苦しそうな患者様もおられて、この方たちを救うためにも労働衛生外来の重要性を理解しました。 大牟田がかつて炭坑で栄えた町であるからこそ、その背景にはじん肺やそれに苦しむ患者がおり、外来でじん肺による肺がんと診断されれば、労災から治療費が出ると聞き、患者様たちの力になれればと思ました。 |
実習レポート 2日目<午前> |
今まで体験してきた訪問診療の中で一番手技をさせていただきた実習でした。比較的元気な方が多く、お話をしていた間も始終笑顔な方もおられて、こちらも元気をいただきました。 施設の職員の方にお話を聞くと、先生が来るときは患者さんも元気になられて心待ちにしているんです、と聞いて、わざわざ足を運んで診察、お話をするだけでも患者さんを元気づけることができ、とても大事なことなんだと感じました。 |
実習レポート 2日目<午後> |
医師、看護師、PT、管理栄養士の方を交えてのカンファレンスに参加させていただきました。多職種カンファに参加したのは初めてでした。各部署から患者さんの現状報告と、今後の方針について細かいところまで話されていました。 医師が主導で、多職種からも次々と意見が飛び交い、ケアプランを作り上げていく様子が、これこそ本来のチーム医療だと感じました。 |
実習レポート 3日目<午前> |
重度デイケアは、これまで参加したところのあるデイケアと違って、身体能力は損なわれていないけど認知機能に問題があり入所している、という方がとても多かったです。送迎バスへ自分で乗り込めるけど、中では入所者同士での会話も少なく、通常のデイケアとは真逆の印象を受けました。 インテーク面接・問診では、もの忘れ外来に来られた患者さんのご家族から、患者さんについての情報や、今困っていることなど聞きだして、外来での診察や、今後の支援に役立てていくとても重要な内容だと感じました。 |
実習レポート 3日目<午後> |
田中先生のもの忘れ外来に入らせていただきました。患者さんの基本情報を一つ一つ丁寧に拾い上げるだけでなく、患者さんが嬉しいと思えることや瞬間といった内容も聞いて、その人にふさわしいケアプランを作り上げていく姿勢に感動しました。 |
一般診療、救急体制、デイケア、訪問診療など幅広い医療体制を持ち合わせており、地域に根ざした病院であるとともに、医師の技術を磨くにも充分な体制の整えられた病院という印象を感じました。
3日間密度の高い実習をさせていただきありがとうございました。
ぜひ主治医体験もさせて頂ければと思います。
実習期間 | 2019年9月3日~4日 |
---|---|
実習内容 1日目 |
①三池プチ探訪 ②食事形態について(栄養科) ③小児科レクチャー(小児科Drより) ④労働衛生外来(呼吸器Drより) ⑤グラム染色体験(検査科) ⑥病院内見学 |
実習内容 2日目 |
①内視鏡見学(消化器Drより) ②バイタルサインの見方(研修医より) ③小児リハビリ(リハビリテーション科) ④無料低額診療について(地域医療連携室) |
実習レポート 1日目<午前> |
食事形態について学びました。嚥下機能や入れ歯の状態など患者さん一人ひとりに合わせて食事を刻んだり、軟らかいものに変えるというのは大変なことだと思います。さらに、それをただ飲み込めるようにするだけでなく、おいしく味わってもらうには、調理師さんの努力やスベラカーゼなど企業から出ている様々な商品を組み合わせる工夫が必要だと知り、選択肢が多い分、難しいのだろうと思います。 また、糖尿病などの疾患に応じてメニューを変えるのも頭を使うことだと感じましたし、それを患者さんが家で実践できるように「手のひら一杯」などの分かりやすい説明ができることが大切になるのだと思いました。 |
実習レポート 1日目<午後> |
小児科の診察室は、子どもが遊んだり落書きしたりするスペースだけでなく、保護者も子どもの疾患などについて学ぶことができる資料が壁に貼ってあり、子どもも親も安心して診察してもらえる環境が整っていると思いました。 また、労働衛生外来では、午前中に石炭産業科学館で見たことと同じようなことを患者さんのお話で聞いて、遠い昔ではなく、現在にも続いている問題があるのだという事を実感しました。また、患者さんの症状や病歴から診断をしたり、必要な検査を判断したりする様子を見て、これからたくさん勉強しなければならないと改めて思いました。 グラム染色体験では、スライドや本の写真で見たものが顕微鏡のもとと一致するかどうかの判断をするには知識だけでなく、豊富な経験が必要になるのだろうと感じました。そのために、実習などで実際に経験することがとても役に立つことを実感しました。 |
実習レポート 2日目<午前> |
内視鏡の検査は、初めて見たので面白かったです。教科書などで習った消化管の様子を実際に見て、小腸がひだひだになっているところなど、より理解を深めることができました。また、検査後の所見をどのように記述するか、どのように考えればよいのか難しそうに感じましたが、間違えると患者さんの命に関わってしまうこともあるだろうし、責任が伴う仕事だと改めて思いました。さらに看護師さんのケアや使用後の内視鏡を洗浄するところなど、周りの方々も欠かせない存在なのだろうと思いました。 リハビリの説明の様子も見ることができて、何をどのような順番でどのように言い換えれば良いのか、普段から意識していた方がよいと思いました。 バイタルサインの見方は、少し難しかったけれど当たり前にできていなければならないと思うので、これからの機会を大切にしたいです。 |
実習レポート 2日目<午後> |
小児リハビリを実際に体験して、おもちゃやボールでの活動が楽しかったですし、その遊びを工夫することで子どもたちの発達の具合を見極めたり、発達を促すことができるというのは、リハビリのスタッフの方々ならではの視点だと感じました。 折り紙を折ったり、パズルをしたり何気ない遊びも記憶や感覚、こだわりなどを見られていて驚きました。また、子どもだちとおもちゃなどで遊びながら、前回と比べて成長しているところ、よく出来ているところをお母さんたちに報告することで、お母さんたちを安心させることができるのだろうと考えました。 子どもの発達には保護者や保育園の協力が欠かせないと知り、そのためにはまず、その子の特徴を理解し伝えることから病院側の役割になるのではないかと思います。 無料低額診療については、まず知ってもらうことが必要だろうと思いました。 |
実習生の受け入れがよくされているのだろうと思いました。
将来の職場や研修先を探している5、6年生のような学生だけでなく、私たちのような1年生や高校生まで受け入れて下さるのはありがたく思います。
またお話では、座学の内容を実際に見たいという学生が来るということも伺い、臨床と結び付けられるような学習もサポートしてくださっているのだろうと思います。
労働衛生外来の診察を見る前に、石炭産業科学館で学習をしていたので、患者さんの話がよく理解できたし、こういう診察が必要な理由も分かったのでとても良かったです。
また懇親会なども含め、たくさんお話を伺うことができたので、大学内だけでは分からない働き方なども知り将来について考えるきっかけとなりました。
実習期間 | 2019年4月1日~2日 |
---|---|
実習内容 1日目 |
①主治医体験(安波Dr) ②主治医体験(川口Dr) |
実習内容 2日目 |
①主治医体験(川口Dr) ②症例発表 |
実習レポート 1日目<午前> |
救急患者さんを一人見ました、結果的に帰宅可能となりましたが、主訴が嘔吐の方の緊急疾患の除外の流れや、それに必要な問診、診察、検査を学ぶことができました。 |
実習レポート 1日目<午後> |
初めに電子カルテの使い方を教わりました。その後、内科カンファレンスに参加し、午後も救急の患者さんを見ました。主訴は胸痛、呼吸苦の方です。 |
実習レポート 2日目<午前> |
担当患者さんの診察(問診、身体診察) |
実習レポート 2日目<午後> |
症例プレゼンのまとめと症例発表 |
指導医の方が皆さん優しく親身に教えて下さり、教育に熱心だと感じました。
また、高齢者が多く様々なリスク因子をもっているので、他科とも連携し、他の病院と比べて専門科にとらわれない医療をしていると感じました。
個人的に、初期診療における診断学に興味があったので、今回の主治医体験のように一人の患者さんに対して、問診から診察、検査、診断、治療のプランまでたてることができてとてもやり甲斐のある実習ができました。大学で1週間実習するよりココに来たほうがよほど勉強になると思いました。
今回のようなことを何度も経験したいと思いました。
実習期間 | 2019年7月29日~30日 |
---|---|
実習内容 1日目 |
①重度デイケア(みさき病院) ②もの忘れ外来(みさき病院) ③全職種カンファ(みさき病院) ④小児リハビリ(米の山病院) ⑤当直体験 |
実習内容 2日目 |
①呼吸器回診 ②内視鏡検査(消化器Drより) ③感染対策(感染管理認定看護師より) ④エコー体験(検査科より) |
実習レポート 1日目<午前> |
重度デイケアでは、実際に、手動加圧の血圧計を使って患者さんの血圧を測らせていただきました。(その他に脈拍、体温も)学校の生理の講義で収縮期血圧や拡張期血圧などのキーワードは習っていたので、どのように血管の拍動の音が聞こえるのか、いつが収縮期で、いつが拡張期なのかを身を持って体験できて良かったです。 また、しっかり腕に加圧部のサポーターを巻くこと、値がおかしければ測る腕を変えることなども知ることができました。 |
実習レポート 1日目<午後> |
全職種カンファでは、患者さんの今後の治療方針を立てるために、1時間ほどの時間を使って各職種から情報提供が行われました。その中で用いられたのが、マインドマップでした。患者さんの体、家族、仕事、訴えだけでなく、その家族の方についての情報や要望まで、患者さんを取り巻く情報を可視化して、計画の立案に役立てられていました。 米の山での小児リハビリでは、とても明るい雰囲気だったのが印象的で、目の前にいる子どもが実際に疾患を持っていることを忘れるほどでした。他ではなかなか見学体験することができないリハビリだったので、貴重な体験になりました。 |
実習レポート 1日目<夜間> |
当直は22時までの実習でしたが、自分がこれまで習ってきた知識でも分かりやすいように、大城先生が説明してくださったのでとてもためになりました。また臨床の現場に出てから知っておくと得するような軽い知識も教えていただき、とても勉強になりました。当直だけに限らず、現場では、必要なことに必要な労力をさけるように患者さんが来る前や空き時間にできることを済ませておくことがポイントなんだなと思いました。 |
実習レポート 2日目<午前> |
川口先生に付き添いながら呼吸器回診に行きました。学校で習った知識を思い出しながらアウトプットするいい機会になりました。すごく丁寧に説明していただきました。 内視鏡では、学校で習ったばかりのNBIの見学をすることができました。 実際に過形成ポリープを生で見ることができました。 |
実習レポート 2日目<午後> |
今まで行ってきた手洗いでは、指の間や手首などが全く洗われていないんだなということに気づかされました。自分が感染しないため、また人に感染させないために衛生管理にはもっと気を付けていこうと思いました。 エコー体験をやってみて、どういう風にプローブを当てたら、どこに何が見えるのか、もっと分かれるようになりたいと強く感じたので、予習がてら自分で調べてみようと思いました。 |
みさき病院も米の山病院もいい人達ばかりだなということを一番強く感じました。職種間の隔たりも少なく、コミュニケーションがとりやすい雰囲気が作られていました。働きやすそうというイメージです。
これまで部活や勉強で忙しくて、なかなか実習に参加することができませんでしたが、実際に参加してみると色んな方々に話かけてもらえて、たくさんの知識を得ることができました。また、実習ならではの貴重な体験を、3年生ながらたくさんさせていただくことができ、医学に対するモチベーションがまた一段と上がりました。
実習時間 | 常時受け付けます。ご相談ください。 日祭日・お盆・正月等につきましては、通常診療を行っておらず、ご相談に応じかねる場合もございます。 |
---|---|
宿泊・食事 | 当方で用意いたします。(無料) |
持参するもの | 白衣・聴診器・筆記用具・参考書・洗面用具など |
交通費 | 規定により支給します。 |
応募・問合せ方法 | 社会医療法人親仁会 米の山病院 医局事務課医学生担当 住 所 : 〒837-0924 福岡県大牟田市大字歴木4-10 電 話 : 0944-51-3311(内線2080) E-mail :igakusei@kome-net.or.jp こちらまでご連絡ください。 |
ともに情熱を燃やそう
採用情報
当院が現在募集している募集要項は
こちらからご確認いただけます。
初期・後期研修、
奨学生を募集しています