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研修医の声

後藤 健太(佐賀大学 2011年卒)

後藤 健太
患者さんに密着した医療ができる

──最初にですが、先生は今、米の山病院で初期研修2年目ということなんですけども、なぜこちらのほうの病院での研修を決められたんでしょうか。

後藤:きっかけは父がこの病院で働いてるっていうのが一番だったんですけど。まず、奨学金を民医連からいただいて、数病院か見させていただいたんですけど、この病院が一番アットホームな雰囲気があって、すごくやりやすいなというか、患者さんに密着した医療をできるんじゃないかなと思ったので、米の山病院にきました。

――なるほど。アットホームっていろんな意味があると思うんですけど、例えば……

後藤:一番は、患者さんと医師の関係だとか、看護師との関係だとかがすごく穏やかというか、何て言ったらいいんですかね、言い方ちょっと合ってるか分からないですけど、仲がいいというか。すごくお互い意見を言い合えるような関係というふうに感じました。

――実際に働いてみて、その印象は間違いじゃなかった?

後藤:間違いじゃなかったです。

――先生はたすき掛け方式(リンク)で、他の病院に行かれたりとかは?

後藤:2月から4月まで大手町病院のほうで救急科を研修しました。

――研修はいかがでしたか?

後藤:救急科ですと、ICUの病棟を持たせていただいたり、救急対応とか、すごく忙しかったんですけど、確かに忙しいところではあったんですけど、こことそんなに変わるところはないかなというイメージはあって。

――なるほど。充実した研修ができたかなというところですね。

後藤:そうですね。

同期とどのぐらいの差があるか知りたかった。

――実際に研修をされてみて、何か感じたことだとか、例えば、壁ももちろんあるとは思うんですけど、実際に印象としてどうでしょうか。

後藤:自分が実際に医師として、どのレベルにあるのかっていうのがよく分かんなかったんですが、それがよく分かったのが、大手町病院のほうに研修に行ったときでしたね。どうしても、米の山病院だと同期の方がいなくて、上の先生も2個上だったり、3個上だったり、それでどうしても力の差が開いてるので、実際、自分と同じところからスタートして、同じようなことを行って、どれぐらい差があるのかということが知りたかったんですけど、それを大手町病院で知ることができました。
同期も、僕よりも数歩進んでる方もたくさんいたので、そこに置いていかれないように頑張りたいなという気持ちになりましたね。

――そもそもの話になるんですが、先生はなぜ医師を目指そうと思われたんでしょうか。

後藤:理由はいろいろあるんですけど、例えば自分も患者さんの役に立ちたいとか、もう一つは大学病院に残る医師が一人増えるより、地方に行く医師が一人増えるほうが求められ方が違うんじゃないかとかいうのもあって、人の力になりたいって思ったのが、やっぱり一番の理由ですかね。

――なるほど。先ほど指導医の先生も仰ってたんですが、こちらの地域は高齢者の方が多いですよね。米の山病院は地域医療ということをメインベースにされていると聞きましたが、実際にその研修に触れてみて、やりがいや難しさだったりはどういう風に感じられますか。

後藤:やはりお年を取られた方だと、認知症とかが現れるとコミュニケーションが難しいんですけど、逆に言うと、感情を素直に僕たちに出してくれるので、うれしいことがあったりすると、すごく顔や言葉に出してくれるので、それがすごく励みになります。

――患者さんとのコミュニケーションっていう部分では、手応えはいかがでしょうか。

後藤:いろいろたくさん診療している上で、例えば、退院になった後でも、患者さんと病院内や町中で擦れ違ったりしたときに、「あ、先生久しぶり」とか言って、いろいろ話しかけてもらったり、話しかけたりして、お互い楽しく過ごせる、そういう時間があるというのはすごくうれしいです。

同期とどのぐらいの差があるか知りたかった。
科の垣根はない。

――最初に米の山病院のことをアットホームと表現されたんですけど、医局全体の雰囲気も一言で表すと、アットホームという言葉になるんでしょうか。

後藤:はい、この言葉で表現できるんじゃないかなと思います。

――それは指導医の先生との距離が近いということですか。

後藤:はい、すごく近いです。

――例えば、距離が近いということで言うと、具体的にはどういうことでしょうか。

後藤:いろいろ教えてくれるし、逆にこちらから質問しても、すぐ答えが返ってくるというか。もちろん、簡単なことだったら、自分で調べなさいとかは言われるんですけど、例えば、どうしても手に負えないときとかは、すぐ相談することができるので、例えば、自分の指導医の先生じゃなくても、いろんな先生に相談することができるので、一人で困ることがないんですね。

――それは大学病院との大きな違いですか。

後藤:そうですね、はい。ほかの科とかの先生にも、すごくコンサルトがしやすいんで。内科回ってて、外科の例えば盲腸とか、胆のう炎の重症の方とかだったら、すぐ外科の先生のとこにコンサルトできたり。

――科の垣根がない。

後藤:はい、ほぼないですね。

――ほぼないというのはすごいですね。

後藤:ほぼないというか、ないですね(笑)

――先生は将来的にどんな医師を目指されてるんでしょうか。

後藤:このまま地域に貢献できるようなレベルに達しつつ、専門も消化器内科をしたいなとは考えているんで、消化器内科の専門医でありつつ、ジェネラリストを目指します。

――それは、なぜ消化器内科を目指そうと?

後藤:二つ理由があって、一つが自分の父も消化器内科だっていうことと、一番勉強してて、興味が持てたということで。

――なるほど。だけど、やっぱり総合的にも診れるような医師にということですね。

後藤:専門だけ診るんじゃなくて、やはり全身を診たいので。病気でいうと全身なんですけど、患者さん全体を診る。例えば、専門、専門となってしまうと、病気とか、臓器だけしか診なくなるようなイメージなんですよね。

――先生は尊敬する医師の方とか、例えば、目指そうと思っているようなモデルのような人っていうのは、いらっしゃるんですか。

後藤:消化器内科としては、父が一番目標ですけど、佐田先生も目標ですかね。

――それはどういうところを尊敬して目指そうと思ったんですか。

後藤:患者さんに対してもすごくやさしく接しておられるし、分からないことがあったら、いろいろ教えてくれるし、もちろん駄目なところはしっかり駄目と言ってくれるので。例えば、患者さん側からしても、後輩の医師側からしてもすごく尊敬できる人じゃないかなと思いますね。

科の垣根はない。

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